洗髪したときの抜け毛は本数よりも毛根の形
薄毛が気になるときに誰でも意識してしまうのが「洗髪時の抜け毛」ですね。朝起きた時の枕の抜け毛、ブラッシングしたときの絡みついた抜け毛など、とにかく抜けた髪が多ければ多いほどハゲの恐怖にかられます。
そもそも人間の髪の毛は「毛周期」といって生えては抜け、抜けては生えるといったローテーションで常に生え換わっているので抜け毛自体は正常な現象なんです。
人の髪の毛は平均10万本と言われています。その10万本のうち1割が成長期を終えて抜ける毛か、抜ける準備をしている毛ということになります。
残りの9割の毛は生えたばかりの毛か成長している毛ということになります。
毛周期が一般的に
男性の場合は2〜5年
女性の場合は4〜6年
と言われていることから換算すると季節にもよりますが、抜け毛の本数が1日に50〜100本の範囲なら正常な抜け毛の本数であるということになります。
したがって100本も抜けたから禿げるのでは?といった心配は逆にストレスになって抜け毛に繋がることもあるので気にしないほうがいいでしょう。
問題なのは抜け毛の毛根部分です。
右のイラストで【1】のような毛根であれば問題ありません。
しかし【2】【3】のような毛根だと注意が必要です。特に【3】のような毛根だと危険信号と言っていいでしょう。
したがって1日の抜け毛の数が100本以上あって毛根の先端から髭のようなものが生えているとAGA治療が必要になってくると思われます。
日頃のケアやストレスの解消、生活習慣の見直しをして、このような状態になるまで放置することのないように注意しましょう。